世間がクリスマスで盛り上がっているさなか、
今年も大いに貢献してくれた設備を労いつつ、
年末大掃除にメンテナンスすべき箇所の確認。
・・・つまり・・・仕事です。
誰の気にも留められず、長年の風雨に曝されたがゆえ、
ごっそりのボロボロを身に纏う一本の鉄骨と触れ合う。
脆くもあり、儚くもある悠久の年月は、
やがて指先をかな臭き赤い粉で染めた。
やべ、やめときゃよかったぁ⇩と、激しく後悔するも、
その崩れ落ちた赤錆の弱々しさと頑強さの対比たるや、
あぁ、なんと美しい。
思わずため息が漏れました。
・・・などと言う、
ちょっと他人とは違うんだぞ!
的な感性の持ち主を演じなければならないほど、
真っ赤なお手手のラストクリスマス、メリークリスマス。