カオスは去った。
元凶のくせー箱たちは隅っこの方へ追いやられ、なおかつ若干狭いながらも私の居住スペースと動線は確保された状態で今は落ち着いている。
すなわち、部屋に再び平穏が戻ったのだ。
あとは24時間以上乾燥させ、次なる工程へと移る・・・。
そうか、次なる工程・・・か。
何を隠そう本来の目的は、これまで闇に染めるだのなんだのとちょーしのいいことばっか言ってたものの、実際はろくに拭きもしない風呂上がりのびしょ濡れ身体から飛び散った水しぶきによって桐タンスが斑点状のシミだらけになっちまったので、しょうがないからサンドペーパーで磨き倒して綺麗にして、その後に撥水性の塗料でコーティングしようってコトだったのだ!!黒くするのはその下地。どーせ磨いても取りきれないだろうから、闇に埋もれさせちまえ!という文字通り腹黒い魂胆。
まぁ、お陰様でその目論見通りに進んでいるが、24時間後には再び塗装ブースという名のカオスが舞い戻り、輪をかけてくせートップコート臭地獄で生活することとなる。
最近大人になって1袋の半分ぐらい残すことを覚えた私だったが、どうにもヤケポテチは収まりそうにない。